車移動と事故対応

フロリダ州での車移動と事故対応ガイドを紹介する家族イラスト入りサムネイル。SunPassやE-Passなどの有料道路の仕組みや交通事故時の対応方法を解説し、旅行者や長期滞在者、在住者に役立つ基本情報をまとめたページ

アメリカ生活に欠かせないのが車での移動です。
しかし、車社会ならではのリスクとして「交通事故」「有料道路の利用ルール」など、知っておかないと困る場面も少なくありません。

このページでは、万が一の事故対応の流れと、フロリダ州を中心に利用される有料道路(Sun Pass・E-Pass)の仕組みについてまとめています。

旅行や長期滞在はもちろん、在住者にとっても安心・快適に車移動するための基本情報としてお役立てください。

フロリダでの車移動と有料道路

フロリダ州の有料道路(Toll Road)を示す標識とハイウェイの写真。Sun PassやE-Passによる料金支払いシステムは日本のETCに似ており、長期滞在者や居住者にとって渋滞回避とスムーズな走行に欠かせない

アメリカの道路は、全て「フリーウェイ」だと思われがちですが、実はフロリダ州には有料道路(Toll Way)がいくつか存在します。

その料金支払いに必要となるのが「Sun Pass」または「E-Pass」 です。

日本のETCのような仕組みで、長期滞在や居住者の方は、渋滞回避や支払い待ち時間回避のためにもどちらかのPassを購入しておくと圧倒的に快適です。


Sun PassとE-Passの違いは?

Sun Pass、E-Passは、どちらもマイクロチップを使ったサービスで、使用方法に大きな違いはありませんが、割引情報や対応エリアの違いなど、それぞれ特徴が多少異なります。

フロリダ州に入る前、フロリダ州内の観光案内所(Welcome Center)や、3,100以上の店舗で購入可能です。

詳細は各公式サイトに掲載されていますのでご確認下さい。

Sun Pass

フロリダ州の有料道路電子料金システム「SunPass」の公式サイト画面。セントラルフロリダでの割引やチャージ方法、スマホアプリの利便性が高く、収益は地域に還元される仕組みを採用

セントラルフロリダでの割引に加え、チャージ方法やアプリの使い勝手が良いと評判です。

収益も地元に還元される仕組みになっており、地域密着型のサービスを重視する方はこちらがおすすめです。

E-PASS

フロリダ州の有料道路電子料金システム「E-PASS」の公式ページ画面。州全域で利用可能で、特にSun Pass PROは他州でも使用できるため、旅行者や州外に車で出かける人に便利

フロリダ州全域で広く利用されており、特に「Sun Pass PRO」であれば他州でも使えるのが強みです。

州外に車で出かける機会が多い方や旅行者には、Sun Passの方が便利といえます。


Sun Pass・E-Pass払いの流れ

フロリダ州の有料道路で利用されるマイクロチップ入りトランスポンダーを車のフロントガラスに設置する様子。日本のETCと同様に事前入金チャージ方式で、自動チャージ設定を忘れると残高不足で請求書が届くため注意が必要
  1. 名刺サイズのマイクロチップ入りスティッカーをフロントガラス上部に貼付
  2. 日本のETC同様、事前に入金チャージ(自動チャージ設定推奨)
  3. 「Prepaid Toll」レーン通過で自動的に料金引き落とし

よくありがちなミスとして、最初にチャージはしたものの自動チャージ設定を忘れてしまい、残高不足で後日請求書が届くケースがあります。

利用開始時にきちんと設定しておくと安心です。


現金払いの流れ

フロリダ州の有料道路料金所で現金支払いを行う様子。Cash Lanesには「Exact Coins(ちょうどの金額専用)」と「Change Receipts(お釣りあり)」があり、レーン数が少ないため混雑しやすい。Sun PassやE-Passの自動支払いに比べて待ち時間が長くなる傾向がある

現金で支払う場合は「Cash Lanes」に進みます。

お釣りが必要なときは「Change Receipts」の列へ、ちょうどの金額で払える場合は「Exact Coins」の列へ進みます。

現金払いには主にこの2種類のレーンがありますが、設置数が少なく、場所によっては1つしかない場合もあるため、他のレーンと混同しないように標識を確認することを意識しておきましょう。

また、Sun PassやE-Passと違い、支払い工程があるため、渋滞していることがよくあります。

間違えてPrepaid Tollを通過したら?

フロリダ州の有料道路料金所で「Prepaid Toll Only」と「Exact Coin」レーンを示す標識。レーンを間違えて通過した場合はカメラで車両ナンバーが撮影され、後日登録住所またはレンタカー会社を通じて請求書が送付される仕組み

ありがちなケースとして、レーンを間違えて有料道路に入ってしまうことがあります。

この場合、通過時にカメラで車のナンバーが撮影され、後日その登録住所へ請求書が送付されますので、万が一間違えて進入してしまっても心配はいりません。

レンタカーを利用している場合は、請求書がレンタカー会社に届き、そこから利用者に転送される仕組みになっています。


アメリカは車社会 ― 事故の危険が常に隣り合わせ

アメリカの道路で発生した追突事故の現場写真。日本人ドライバーの間でも多い「信号待ちで後ろから追突される」ケースで、前方不注意が主な原因。事故時はドライブレコーダーの有無に関わらず、警察への通報・現場記録・保険会社への連絡など適切な対応が必要

アメリカでは車での移動が当たり前、常に交通事故の危険が付きまといます。

日本人の間で特によく耳にするのは「信号待ちで後ろから追突された」というケースで、原因の多くは前方不注意による追突事故です。

ドライブレコーダーがあれば証拠になりますが、有無に関わらず事故時に必ずやっておきたいことがあります。

以下の流れを押さえておきましょう。

1.自身や同乗者の状態確認

交通事故直後に父親が同乗する子供の意識を確認している場面。まずは怪我や意識の有無を確認し、必要に応じて救急へ連絡することが最優先の対応

まずは自身や同乗者の怪我や意識の有無を確認してください。

必要に応じて救急への連絡を行いましょう。

2.警察に電話をする

交通事故現場でドライバーが警察に電話をしている様子。道路名や近くの建物、事故時刻や進行方向を伝えることで、警察が迅速に現場を把握しやすくなる

道路名や近くの建物などの目印に加え、事故の発生時刻や進行方向なども伝えると、警察が現場を把握しやすくなります。

3.相手車両のナンバーを撮影

事故後にドライバーがスマートフォンで相手車両のナンバープレートを撮影している様子。保険手続きや後日の確認に必要となる大切な証拠記録

携帯電話で相手車両のナンバープレートを撮影しておきましょう。

後日の確認や保険手続きで必要になる大切な証拠となります。


4.事故状況を写真で記録

交通事故現場で、ドライバーがスマートフォンで車両の損傷状況を撮影している様子。保険会社への提出や事故状況の証拠として重要な写真記録

保険会社へ書類提出する際に重要な証拠となります。

事故状況を正確に伝えるためにも、鮮明に撮影しておきましょう。

5.道路状況も撮影

交通事故現場で、道路状況や周囲の車両を撮影した様子。事故の経緯を説明するための客観的な証拠写真として利用できる

事故の経緯を説明する際に有力な資料となります。

現場を客観的に示す証拠として必ず撮影しましょう。

6.相手と話さず警察を待つ

事故後にドライバーがスマートフォンで相手車両のナンバープレートを撮影している様子。保険手続きや後日の確認に必要となる大切な証拠記録

無用なトラブルを避けるため、相手とは話さず、話しかけられないよう距離を置いて、警察到着を待ちましょう。


個人情報の交換は絶対にしないように

事故対応について「相手と免許証や保険番号を交換しましょう」と案内しているサイトも見かけますが、これは大変危険です。

個人情報を不用意に渡すことで、自宅に押しかけられたり、口論に発展したりと身の安全に関わるリスクがあります。

最も大切なのは、事故で気が立っている相手ドライバーと距離を置くこと。

余計なトラブルを増やすことにつながるため、決してその場で口論や暴力行為をしてはいけません。

逃げる相手を追いかけない

追いかける行為は、新たな事故や相手とのトラブルに発展する可能性が高く、非常に危険です。

あなたがすべきことは、その事実を現場に来た警察にしっかり伝えることだけです。

もし「追突されたうえに逃げられた」と報告すれば、警察がレポートに記載してくれます。

また、「保険料が上がるのでは」と心配される方もいますが、警察のレポートで被害者であることが証明されれば、基本的に保険料が上がることはありません。

保険会社への連絡

事情聴取後は、必ず保険会社にメールで詳細を報告してください。

事故の発生時間や状況を記載し、必要であれば手書きの図を添えるのも有効です。

大切なのは、電話のように記録を残しにくい方法ではなく、両者に記録が残る形で正しく伝えることが重要です。